設立趣意書


 日本経済は、戦後最悪とも言える厳しい経済・雇用情勢の中、政府は、企業の産業競争力の回復と新産業の創出を柱とする産業再生を図っている。

 和歌山県経済においても、新規開業率の低下及び産業立地の低迷などにより経済活力の喪失が懸念される中、産業構造転換の推進を図っているところであるが、今後、県経済の継続的発展のためには、新たな産業活力の創出が求められている。

 そのためには、これまで本県に蓄積された人材、技術等の地域資源を有効に活用して、新たな産業活力の創出に取り組むことが重要であることから、県長期総合計画「わかやま21世紀計画」において「新産業の創出・育成」を21世紀を拓く戦略的構想の一つと位置づけ、新しい事業の創出が活発に行われ活力ある産業社会を構築するため、新事業創出促進法に基づき、きのくにベンチャーランド構想を策定した。

 この構想は、ワンストップで、事業の各段階に応じ、人材、技術、資金、情報など各面から総合的な支援を行う総合的な産業支援体制(地域プラットフォーム)を構築することにより、本県の有するポテンシャルを踏まえた戦略的な産業分野であるライフスタイル関連分野、情報・メカトロ関連分野、環境・エネルギ関連分野を中心とした新事業の創出を促進し、もって地域経済の活性化及び活力ある産業社会の形成に資することを目指すものである。

 この構想に基づき、新事業の創出・育成による活力ある産業社会を実現するため、県内外の産官学の各機関・団体の重層的・横断的な連携の下、新事業創出の風土及び気運を醸成し、ベンチャー精神旺盛な企業家の発掘及び育成を行い、意欲ある企業家等を総合的に支援し、産官学連携の促進及び共同研究を推進するなど本県における新事業の創出・育成に関する総合的な企画調整を図る「わかやま地域産業総合支援機構」(英文では、Wakayama Regional Industrial Promotion Organization(略称:WRIPO;らいぽ))を創設するものである。


平成11年9月


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